今年の手帖

今更な話題ですけれど、職業や環境がちがうと、手帖の使い方もずいぶんと違ってくるように思い、他の人がどのような文具を使っていらっしゃるのかにも大変興味があるので、自分の文房具について書いておこうと思います。

今年の手帖はクオ・バディスのデイリーマオー(図)*1というものにしました。あんまり一般的ではない使い方かもしれませんが、いちおう、絵を描く職業であるため、手帖に方眼メモがついているというのがものすごく便利。
ペン類はすごく使いやすいステッドラーシャープペンシルとsakuraから出ているPIGMAというデザイン・製図用のサインペンの0.5と0.3を使っています。

メモ帳はRHODIA*2の大きさ違いを色々と。
今迄に月光荘のスケッチブック、高円寺の画材屋さんのオリジナルのミニブック、KOKUYOの麻のスケッチブックなどを持ち歩いていたのですが、それらのスケッチブックより、「メモ帳」であるRHODIAのほうが気軽に描き飛ばせて自分にあっているみたいです。

「はじめての欄へ書こうとするときは、多少なりともいつもよりも見よくしたいという気がはたらくので、鉛筆の先にいろけが寄り集まったようになって、まことに困るのである」と「雀の手帖」(新潮文庫)に幸田文が書いているけれども、まさにそんな感じで、きちんとしたスケッチブックだと、妙に緊張が走ってしまい、落ち着かない感じなので、メモ帳のほうが気軽に緊張せずに描けるみたい。絵のラフ、も買い物メモも、覚書もなんでもRHODIAに書いています。