マイ★ボス マイ★ヒーロー

ここまでどっぷりとドラマにハマったのは本当にひさしぶり!ここ数年すっかりテレビドラマッ子なわたしですが、今年は「弁護士のくず」と昼ドラ「偽りの花園」とクドカン初の昼ドラ「吾輩は主婦である」にちょっとハマったくらいで(まあ一般的には十分な数と言えますが、これらのドラマにはそこそこしかハマらなかったので)でも、久しぶりにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! となったのがこの「マイ★ボス マイ★ヒーロー」で、毎週土曜日が来るのが楽しみで、楽しみでしょうがありません。


長瀬智也君演じる、女の人にモテモテでお金持ちで喧嘩が強くて、たくさんの舎弟に傅かれ、何もかも持ってるけど頭が悪くて学がない現在27歳のヤクザ・榊真喜男(小学校中退)が17歳のふりをして、裏口入学する…。

基本的にとてもバカバカしい設定の、楽しく大笑いできるコメディだけれど、根底に流れるのは「青春を楽しむことは今しかできないのだから、うんと学校生活を楽しんで欲しい」というメッセージで、ともすれば口うるさく説教臭く(上から目線)になりがちなそれを、「精神年齢が17歳以下のおバカなヤクザ27歳」の目線から描くことで、「学校ってのはなー、ちゃんと通えばキラキラしたもんが見つかるんだよ(というセリフが9話にある)」 というシンプルなことを子供に伝えると同時に、青春を味わい損ねたまま大人になった27歳が青春を味わいつくす、という設定が大人の視聴者に青春を追体験しているような甘酸っぱい感情を味合わせてくれる、なんて絶妙な設定!(これテレビドラマ関係者でその手があったか!って思った人いっぱいいると思うなあ)

初めて人を好きになった時のとまどい、学ぶこと、知ることの喜び、友達と一緒に何かをやりとげる楽しさ、そして、「自分が本当は28歳のヤクザであることを・そして今までみんなを騙していたことを・知っても、みんなは自分の友達でいてくれるかな?」という主人公・真喜男の悩みはそのまま、思春期に多くの人が味わう「友達は本当の自分を知っても、ちゃんと自分を好きでいてくれるかな?」という痛みとオーヴァーラップしていて、見ているこちらの胸を切なくさせます。

このドラマを見ていると、思わず自分の学生時代を思い出したりして、「ああ、そういえば当時はつまらないと思っていたけれど、今思えば結構楽しかったなあ」なんて風に思えたりして。思い出は美化されるものだと知りつつも。(そして思い出がちゃんと美化される…ということも、それはそれでうつくしいことのように思ったり)


ああ、もう来週でマイボスが終わっちゃうなんて本当にさみしい、日本テレビの「&マイボスマイヒーローは日テレ 最終回!」っていうクラスメイト全員集合のTVスポットを見るたびに、ああ来週からこの子たちにあえなくなっちゃう!って思ってちょっと涙ぐむわたし……。







しかも実は長瀬智也さんに夢中だったりして…。今家がテレビ雑誌とTOKIOのCDとアイドル雑誌と長瀬さん出演作DVD(タイガー&ドラゴンIWGPも頭から全部見直して「ハンドク!!!」と「真夜中の弥次さん喜多さん」と「ソウル」を見て、今「ムコ殿」を見てる…、「ムコ殿」全然面白くないです(でも最後まで見るよ)。DVDもなんか色々買ったよ…。)にまみれているのでした、あとついでに裝苑の長瀬君グラビアや昔のオリーブの長瀬君表紙号とかひっぱりだしてみたり(1995年とかだった、物持ちが良すぎる、どうりで物が多いと思った)。いや、多分、すぐ飽きると思うんだけど…(現にここ3ヶ月のアイドルは寺尾聰で、聰とわたしの妄想デートとかをさんざん友達に語って聞かせ続けたけれどもう飽きた)。このまま行くとTOKIOのファンクラブに入っちゃいそうですが、3ヶ月経つと飽きるかもしれないので躊躇しています。
つーかわたしアイドルがいないと死んじゃう病とかじゃないんだろうか、しかもすぐ飽きるし…アニメとか漫画とか実在しない人もよくアイドルになるし…。