ドラマ「彼女が死んじゃった。」第1回

今更ながらビデオで見ました。
あらすじは公式サイト(http://www.ntv.co.jp/she/)でも見ていただくことにして、例えばジョディ・フォスターの主演映画「君がいた夏」とか、岡崎京子の短編「チワワちゃん」だとか、トルーマン・カポーティの短編小説「うつくしい子供」だとかジェイムズ・ボールドウィンの「もう一つの国」(「ジョバンニの部屋」も、かな?)だとか、これは評伝だけれどジーン・スタイン&ジョージ・プリントンの「イーディ」(多分これは「チワワちゃん」の元ネタだと思うんだけれども)だとか(ほんとはもっといっぱいある筈なんだけれども、今これくらいしか思い浮かばない)、誰か近しい人の死が「残されたわたしたち」の生を鮮やかに浮かびあがらせるような物語に盲目的に弱い。ので、これにはもうヤラれっぱなしでした。あーもう、1回しか見てないけれども、個人的には今期のベストドラマは多分これなんじゃないかと(あくまでも、個人的には、です)。

このドラマの中の木村佳乃が素晴らしくって、彼女が画面に映ってるだけで泣ける。木村佳乃って「ラブ・コンプレックス」の時しかイイと思えなかったんだけれども、これは久々のあたり役だと思います。

今日の夜中(26:23〜)第1回のダイジェストをやるみたいですね。

ちなみに「彼女が死んじゃった。」は昨年の個人的マイベストドラマだった「すいか」と同じ方が演出(3人のうち2人がかぶってます)されるみたいです。

エースをねらえ!」もやっと見た、面白かった、「お蝶夫人」を演じる松本莉緒ちゃんが思った以上にハマっていて、すごく可愛い。本当に少女漫画から抜け出てきた見たい。


※「乱歩R」にハマりまくっている(今期のマイベスト萌えドラマは多分これ…、ああ、いい年をした大人のコトバじゃありません)のも多分(初代)明智小五郎が死んじゃってるからかも。自分の小学生時代最大のヒーローの死にかなりショックを受け、ちょっと落ち込んでしまった(実は)ワタシ。もう、30過ぎてるから!そんなことにショック受けてる場合じゃないから!
でもあのドラマ、確かに駄目っていう人の言うことは当ってると思うんだけれど、わたしにとって心に引っ掛かる「何か」があるんだよね。その「何か」さえあれば、他が駄目でも全然かまわない、でもそれは単に乱歩へのノスタルジーかもしれないし、きっとそういう「何か」ってひとりひとり違うんだろうし(当たり前だけれど)、と。(とか言って実は単に、わたしが藤井隆が好きなだけかも。)