Reading baton

id:cachamaiさんよりReading batonを回して頂きました、よい機会を与えて下さってありがとう。本へは思い入れが強すぎて考えれば考えすぎちゃうんで、さくっと、できるだけ自分に正直に、を目指して書きたいと思います。でも、正直になれたかどうかは微妙だと思いました。

□お気に入りのテキストサイト(ブログ)
選べないので(というよりも、好きなサイトがたくさんありすぎるので)はてなアンテナに入ってるサイト全部。


□今読んでいる本
安房直子コレクション(2)見知らぬ町 ふしぎな村/安房直子偕成社
鬼平犯科帳(2)/池波正太郎(文春文庫)※再読
球形の季節/恩田陸新潮文庫
いつも本は2〜3冊同時進行


□最後に買った本
安房直子コレクション(2)見知らぬ町 ふしぎな村/安房直子偕成社
昨日、高円寺の古書店「十五時の犬」にて購入。


□好きな作家
なんかいっぱい。とりあえず尾崎翠


□よく読むまたは、思い入れのある本
読んだ回数が多い本をランダムに。

定本 尾崎翠全集〈上巻〉

定本 尾崎翠全集〈上巻〉

尾崎翠の何がいいって、自分の中できちんと完結しているような所かもしれない、どの物語も、ええかつてそういうことがありました、もう終わりましたけどね、とさみしい笑顔で語られているような気がする、他にも好きなところがいっぱいあって、好きすぎて上手く言えないけど。


・もう一つの国/ジェイムズ・ボールドウィン集英社・現代の世界文学)※絶版・リンクなし
人とは何か?神とは何か?ジェンダーって何か?人を好きになるってどういうことか?(友情も愛情も)、わたしにとっての問題のほとんどがこの本の中に入っています、そしてそれらの答えは自分自身でみつけなくてはならないのでしょう。


若草物語 (新潮文庫)

若草物語 (新潮文庫)

たぶん100回以上読み返しました。貧しくも心美しく生きる姉妹達の心持ちにいつ読みかえしても心打たれる。心正しく生きたい時の指針。


かわいくて、せつなくて、物悲しく、やさしい、安房直子さんの文章は本当にすごい、と読み返す度に思う。安房直子さんの本はどれも大好きだけど、タイトルの美しさと、味戸ケイコさんのイラストの美しさでコレを。


まるごと好きです (ちくま文庫)

まるごと好きです (ちくま文庫)

中学生の時に図書室で何度かこの本を借り、繰り返し読み、今は手許にあります。図書カードの名前欄に仲のいい友達の名前を見つけ、もっと仲良くなったのもいい思い出。


小公女 (新潮文庫)

小公女 (新潮文庫)

夢のようなお人形トランクが出てくる、いつかああいうのが欲しいな。


姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

小さい子供だったころに読んだ「少年探偵団」シリーズの馬鹿馬鹿しいワクワク、を大人になった今も感じさせてくれる本。自分の中の小学生男子心が騒ぐ!


じぶんのスタイル (ちくまプリマーブックス)

じぶんのスタイル (ちくまプリマーブックス)

かわいいとは何か?物を考えるとはどういうことか?大人になるってどういうことか?自分で考え、おしゃれをし、生活を愉しむ、そういう事ごとについて、わたしの中の指針のような本。


・群衆の中のロビンソン/江戸川乱歩河出文庫
本当にひとりぼっちになりたいときは、あえてひとごみに紛れて孤独を味わう、という表題作が大好き。



・屋根裏の散歩者/江戸川乱歩講談社 江戸川乱歩全集1)
明智小五郎初登場!の「D坂の殺人事件」が入っているから。



道ありき 青春篇 (新潮文庫)

道ありき 青春篇 (新潮文庫)

キリスト教徒なので、三浦綾子の本はいっぱい読んでいます。この本を読むと、ああわたしなんて甘ちゃんだなーと思う。



・おはようミケット/パトリス・アリスプ(こどものとも275号)
人生で一番読み返した本かも(絵本だけど)。なんせ親に買ってもらったのは5〜6才の時だもん(両親が「こどものとも」を毎月とってくれていて、その中のひとつだった)、当然読み返しすぎてボロボロ、その分思い入れも深い。黒猫(のぬいぐるみ)と小さな女の子のかわいくたのしい日常冒険物語。この本のせいで(?)黒猫が異様に好きです。



人魚の姫―アンデルセン童話集 1 (新潮文庫)

人魚の姫―アンデルセン童話集 1 (新潮文庫)

で、おはようミケットの次によく読み返した本はアンデルセン童話かもしれません。この世の中に「切ない」という感情があることを、子供のわたしに最初に教えてくれたのはアンデルセン童話だったかも。


青い麦 (新潮文庫)

青い麦 (新潮文庫)

堀口大學の美しい翻訳のこの本を読んで以来、翻訳を選んで本を読むということを覚えました。



村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

お掃除モチベーション上げ本。この本を読むとちゃんと掃除しなきゃ!って思う(でも部屋は汚いけど…)。わたしにとっては実用書。



私の美の世界 (新潮文庫)

私の美の世界 (新潮文庫)

小さなコラムがちまちまいっぱい入ってる、というこの本の形式が大層好きです。



仕事のモチベーション上げ本。わたしにとっては実用書。



蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

女の子同士の友情の残酷な部分がぎゅっと詰まっている本。吉本由美さんの解説がすばらしい新潮文庫版が一番好き。




多分人生で一番読み返している本は聖書だと思うのですが(見比べたりしたいので、訳もいろんなバージョンで持ってる)、いわゆる本、という概念とは少し違うような気がしてあえて外しました。

読んだ回数で選んだら、小・中・高校生のころに読んだ本ばかりになってしまいました(大人になってから読んだ本も少しあるけど)、子供の頃は読書の密度が濃かったなあ。同じ本をいっぱい読み返したもの。



□この本は手放せません!
尾崎翠に関連する本全部
森茉莉 ロマンとエッセイ(新潮社)
夕映少年/中井英夫(雪華社)
サザエさんうちあけ話/長谷川町子(姉妹社)
独り居の部屋/メイ・サートンみすず書房・旧装丁版で!)
カメレオンのための音楽/カポーティ早川書房
みるく坂をのぼって/名木田恵子新教出版社
プーさんのパーティ読本(文化出版局
雑誌づくりの決定的瞬間・堀内誠一の仕事/木滑良久責任編集(マガジンハウス)
堀内誠一追悼文集・堀内さん(装丁を手がけられた新谷雅弘氏に頂いた本当の宝物!一生手放さない)

□次にバトンを渡すヒト3名
ミュージカルバトン返しで
id:suitouさんお願いします!
ひとり考えるだけでいっぱいいっぱいなのであとはパス!
水筒さんの解答を是非みてみたいので、回すけどパスしたかったらどうぞご自由にね。