●本にまつわる日記にしようと思った途端、最近なんだかあんまり本を読んでいないのでした。


●そしてかわりにVシネマばかりみています、理由は急に(本当に急に!!)哀川翔のことが大好きになったから!!
哀川翔哀川翔竹内力哀川翔竹内力、間に三池崇史史監督作と黒沢清監督作(このふたりはVシネマもいっぱい撮ってるから……そしてこの二人の映画にも哀川翔はいっぱい出てるから…)をはさんでやっぱり哀川翔、と何かに取りつかれたようにVシネマの嵐。下手すりゃ哀川翔主演映画100本目記念作ゼブラーマンのタオル(が発売されたら…いいな…)とか買ってしまいそうな勢いで!ああ、哀川翔竹内力も本当にかっこいいなあ、とため息をつきながら、コレはギャグでもなんでもなく、本気で言っています。哀川翔萌え、とか竹内力サイコーって言うとみんなギャグだと思うんだよね…。本気なのに。

●最近私服は着物が多いので、着物着てレンタルビデオ屋さんの「極道」とか「仁義」とか「修羅」とか「帝王」とか、あやしげな単語の並ぶ棚でビデオを物色してる自分が(ビジュアル的に)かなり、イヤです。

●どうやら怒濤の年末進行がやってきたのかしら、という訳で家→レンタルビデオ屋→駅前の本屋→スーパー、以外はどこにもいかない日々。人にもあんまり会わない。こういう時って、妙にへんなモノ(Vシネとかね…)にハマるんだけれど、いつも。ストレスたまってんのかなあ。ボーイフレンドには「絶対逃避行動だね!」と言われる。まあ、そうかも。
だからと言って積極的に人に会いたいわけでもないし、実際会ってる時間はないんだけれども。
この原稿終わったら「借王※」見るんだ!!という強い決意(?)が今のわたしの仕事の原動力。嫌すぎる。

●ちょっとは本について書いておくと、沢村貞子の自伝「貝のうた」がハゲしく面白かった。勉強したい!という激しい情熱から、自分で学費を稼ぎながら、そして親に反対されながら学校に通った少女時代、そして、今となっては想像も出来ないことだけれども女優が「女役者」と言われ、人に蔑まれたこと。そして「アカの女優」として警察に捕らえられ、拷問を受けたという壮絶な彼女の半生。だけど、どこかしら、今の自分がかつての自分を愛おしんで笑うような、明るくカラリとした語り口で、書かれているので読後感はさわやか。すごーーく面白かったです。

※「借王(シャッキング)」
Vシネマ。顧客の預金を15億使い込んでしまった、東大卒のエリート銀行員(哀川翔)が、女子高生にお金を注込んで借金に苦しむ刑事(志賀勝)、経営難で借金を抱え込むクラブのママ(夏樹陽子)と手を組み、悪くてお金を大量に持ってて、どこにも訴えたりできなさそうな人から詐欺しまくるシリーズもの。
顧客の女社長に哀川翔が体を提供して(!)返済を伸ばしてもらう→待つけどとりあえず1億返せと言われる→3人で詐欺→色々あったけど(そしてその間哀川翔夏樹陽子がコスプレしまくり)成功→でも借金は終わらない、の延々繰り返し。わたしにとっては面白いけど、Vシネに興味がない人には絶対勧めないB級娯楽作。