今日のビデオ
女経(1960年作品 監督:吉村公三郎・市川崑・増村保造)
「耳を噛みたがる女」(増村保造×若尾文子)
「物を高く売りつける女」(市川崑×山本富士子)
「恋を忘れていた女」(吉村公三郎×京マチ子)
の3本で構成されるオムニバス映画。
最近ずーーーーっとVシネマとその周辺作ばかり(ビデオで)見ていて、哀川翔、竹内力、北村一輝、曽根英樹、加藤雅也、といったイカス殿方を堪能しつつ「ひとり DE 男祭り」状態だったのですが、そしてそれはとても楽しいのですが、たまにはきれいな女の人がいっぱい見たい!でもって出来れば、楽しく見れそうな奴で、お着物も拝見できたら最高!と思って借りてきたビデオがこれ。
狙いの通り、3人とも、かわいくて、きれいで、色っぽくて、ああきれいな女の人っていいなあ、という気持を堪能できました。良かった。
耳を噛むという裏技(?)でどんな殿方をもメロメロにさせてしまう若尾文子のただひとりの本気のお相手は?ロボットみたいな謎の女、山本富士子の正体は(変わり身っぷりが格好いいんだこれが)?仕事に生きる女、京マチ子の心に秘めた純情は?といった物語はどれもがハッピーエンディングというわけじゃないけれども、でも、すごく爽やかで楽しい気持になれるものばかり。
お洋服もお着物もすごく可愛くて、堪能しまくり。特に山本富士子の「着物を壁一面に並べた部屋」はよだれが出そうでした。
あと、昔のホステスさんの着物がすごく地味でシンプルなのが今と違うなあ、と。
でも一番素敵なのはエンディング!切り絵の女の子達が着替えまくるすごく素敵な切り絵アニメで、なんだこの可愛いのは!と思ったら、柳原良平作、とのこと。納得。